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ユーロコプター2011年度業績を発表、売上12%増、受注数100機増を記録

2012/01/23

パリ

パリユーロコプターは2011年、歴史的な売上高を記録しました。これは、ユーロコプターの長期的戦略である、最先端のヘリコプターを製造し続けるためのイノベーション事業への投資、世界展開の強化、サービス事業の発展、そして業務の最適化に注力した結果です。

2011年は全世界に503機のヘリコプターを納入し、サポート&サービス事業とあわせ、前年比12.5%増となる売上高、54億ユーロを記録しました。ユーロコプターが売上高50億ユーロを超えたのは初めてです。納入の内訳は、1,000号機目のDauphin (AS365N3、Pawan Hans)、1,000号機目のEC135 (ADAC)、100号機目のEC225 (Bristow Group) が含まれます。

2011年の新規のヘリコプターの実質受注は、2010年の346機に対して457機であり、これは47億ユーロに値します。この受注数には、EC175初の正式受注、EC225大量受注 (CHC Helicopter、CITIC Offshore Helicopter Co.、Bristow Helicopters、RTE)、UH72A Lakota追加受注 (米陸軍)、EC145 T2初の大口受注 (DRF Luftrettung)が含まれます。

ユーロコプターのルッツ・ベルトリング代表取締役社長は、「ユーロコプターは、ヘリコプター産業におけるリーダーとして、あらゆる分野に投資し、革新し、改善するという戦略を実行し、それにより昨年は多くの記録すべき成果を残すことができました。設立20周年を迎える2012年、ユーロコプターの見通しは明るいものです。」と、語りました。

連結売上高
2011年の連結売上高の内訳は、ヘリコプター販売が51%、サポート&サービスが38%、その他事業が11%となっています。 

受注
2011年の合計受注額の内訳は、フランス・ドイツ・スペイン以外への輸出が77%を占め、ユーロコプターの主な収入源となっています。合計受注額のうち、民間向けが68%、軍用向けが32%を占めています。

機種別受注
2011年の好調な結果は、Ecureuil/Fennec/EC130及びEC145の販売拡大によるものです。

  • EC120: 13機
  • AS350/ AS355/ EC130/AS550/AS555: 238機
  • EC135/EC635: 42機
  • EC145/EC645/UH-72 Lakota: 104機
  • AS365/EC155 /AS565: 21機
  • EC175: 4機
  • EC225/AS332/EC725/AS532: 35機

2011年のハイライト
ユーロコプターは、プログラム面、販売面、技術面において以下のように多くの成果を残しました。

新型機:
新型EC145 T2 バージョン、AS350、EC135、AS365、AS332のアップグレードバージョン“e” を発表しました。これらの機種は好評をいただいています。

イノベーション事業:
X3高速実証機をパリエアショーで初めて一般公開しました。また、ターボシャフト内燃エンジンと電気モーターの組み合わせによる先駆的なハイブリッドヘリコプターコンセプト機の試験飛行を開始しました。 

世界展開:
設立以来20年間で最も重要な買収を行い、全世界でのプレゼンスを強化しました。カナダに本社を置き、整備・修理・オーバーホール(MRO)事業のリーディングカンパニーであるVector Aerospaceを買収しました。また、カザフスタンにおいてKazakhstan Engineering Operationと韓国において韓国ユーティリティーヘリコプターのマーケティングと輸出をサポートするためKorean Aerospace Industriesと、合弁で子会社を設立しました。

サポート・サービス事業:
更なるロジスティックス能力をはかる重要な第一歩として、フランス・マリニャンヌにユーロコプター・グローバル・ロジスティックスを開設しました。また、サポート&サービス事業への投資も行い、ロシアと中国において訓練施設を、スコットランドにおいてサポート&サービスセンターを開設しました。このスコットランドの施設ではEC225のフルフライトシミュレータを併設しており合計稼働時間は1,000時間に到達しています。

業務を最適化するプロジェクト:
航空産業への協調と強化のための2つのプロジェクトを推進しました。ドイツの拠点であるドナウワースでは、ヘリコプターの開発・製造・承認・整備に必要な資源・技術・設備を一拠点に集約するプロジェクトを開始しました。また、パリ近郊のブルジェ空港にヘリコプターのブレードのコンセプト・製造・整備・オーバーホールの拠点を新設する予定で、この拠点は世界の模範となることが期待されます。さらに、昨年2年間の「SHAPEプロジェクト」を完了させ低迷する市場でも将来性を高めています。

2012年 事業計画
ユーロコプターは今後も、上記の積極的なイノベーション事業、世界展開、そしてサポート&サービス事業に優先的に取り組んでいきます。今後、AS365の後継機として、ヘリコプター運航に変革をもたらすX4の開発の継続、ブラジルにEC725の最終組み立て工場の開設、メキシコに航空機構造とコンポーネントの製造施設の段階的導入、ユーロコプター及び他社製品のサポート&サービスとMROの拡大を行っていきます。

次世代EC175は航続性能と搭載能力が格段に向上した7トンクラス初のヘリコプターで、運航開始は2012年です。
ユーロコプターは拡大する国際市場の要求に合致するよう、EC225、AS332、EC145T2、AS350、AS355、EC130及び軍用ヘリコプターであるNH90とTigerの増産に注力していきます。

<本件に関してのお問い合わせ先>
ユーロコプタージャパン株式会社 広報担当:小野寺 電話:03-5414-3340 FAX:03-5414-3328