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エアバス・ヘリコプターズのVSR700プロトタイプ、自律自由飛行を達成

2020/07/29


エアバス・ヘリコプターズはこのほど、無人航空機VSR700プロトタイプが自由飛行を達成したことを発表しました。同機は仏エクサンプロヴァンス近郊のドローンテストセンターにて、10分間の飛行を行いました。

2019年11月にVSR700のプロトタイプは航空局の規定にならい、ケーブルでつながれ飛行試験エリア内で初飛行を実施しました。今回の自由飛行達成により開発プログラムは大きく前進しました。エアバス・ヘリコプターズは、仮想的な地理的境界線(ジオフェンシング)を実装し、航空局からの飛行許可のもと飛行試験を行いました。エアバス・ヘリコプターズは自由飛行の達成とともに、引き続き同機の飛行領域を拡大します。

エアバス・ヘリコプターズのブリュノ・エヴァン最高経営責任者(CEO)は次のように述べました。「今回のVSR700の自由飛行の成功は、2021年末に予定しているフランス海軍との海上での運用試験を控えた我々にとって大きな意義があります。フランスのプラン・アエロ社(PlanAero)の協力のもと、当プログラムは2機のデモンストレーターと一部有人による飛行試験を最大限に活用し、海軍の任務において無人航空機システムの運用を実現するための技術と機能を成熟させます」

VSR700 はギンバル社製カブリ G2 ヘリコプターをベースに開発され、最大離陸重量500-1000キログラムを備えた無人航空機です。有効搭載量、航続距離および運用コストにおいて最適なパフォーマンスを発揮します。海軍の各種センサーを長期間にわたって搭載可能とし、艦船上に有人ヘリコプターと同時に配備可能で、運用装置が少ない理想的なプラットフォームです。

VSR700プロトタイプは、初飛行から9ヵ月で進化を遂げました。同機はジオフェンシングおよびフライト・ターミネーション・システム(FTS)を備えています。また、オートパイロットソフトウェアの更新、機体構造の改良と補強が行われ、開発プログラムが進められています。

本件に関する問合せ先
エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社 広報担当 直江/野坂
電話:03-5775-6262/03-5775-0129