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エアバス・ヘリコプターズの高速デモンストレーターRacer、基本設計審査を終了

2018/10/18


主要コンポーネント製造への道を拓く

エアバス・ヘリコプターズは、高速デモンストレーターRacer (Rapid And Cost-Efficient Rotorcraft)の開発を順調に進めています。Racerは欧州の研究とイノベーションのための主要プログラム「ホライズン2020」おける「クリーン・スカイ2」プロジェクトの一環として開発されています。高速性能、コスト効率性、持続可能性、任務遂行能力をあわせもったヘリコプターです。

デモンストレーターは昨年、航空力学構造が認証され、重要なサブシステムが基本設計審査を終了し、プロトタイプ用部品の製造開始に向けて準備が進められています。2019年第4四半期にプロトタイプの最終組立が開始予定です。

エアバス・ヘリコプターズのトマシュ・クリシンスキー研究・イノベーション責任者は、次のように述べています。「この素晴らしいプロジェクトに尽力したすべての欧州のパートナーに感謝します。基本設計審査の終了は大きな進歩です。主要コンポーネントの詳細な設計と製造に先立ち、主要サブシステムのインターフェースと3D定義を確定することができます」

エアバス・ヘリコプターズは時間のかかる部品を先に製造開始します。Racerの最も革新的なコンポーネントの1つであるラテラルドライブシャフトの生産はすでに始まっています。イタリアの航空部品メーカー、アヴィオ・アエロ社(Avio Aero)は航空機側部のギアボックスハウジングの調達と製造、英国のハンブルに拠点を置くGE・アビエーション・インテグレーテッド・システムズ社(GE Aviation Integrated Systems)は翼のチタン製クレードル部品製造を担当し、 ルーマニアのINCAS/ロマエロ社(INCAS/Romaero)はRacerのコンポジットサイドパネルを、そしてスペインのアエルノバ社(Aernnova)はテールパーツの主要構造を製造しています。

エアバス・ヘリコプターズは現在、パートナー企業と協力し2020年に始まる「クリーンスカイ2」プロジェクトにおけるRacerの約200時間のデモ飛行に向け改良を進めています。 「クリーンスカイ2」プロジェクトはまず、Racerの飛行性能の開示、主要なパフォーマンス目標、高速性能、操縦性能、安定性および航空力学を評価することに焦点を当てます。そして第2段階目に、救急医療(EMS)、捜索救助(SAR)、また人員輸送における機体の適合性を実証することを目指します。これらの任務においてRacerの高速性能と運航効率の向上は大きな付加価値をもたらします。 2度目の飛行試験では、高速デモンストレーターRacer特有の低騒音での飛行を成熟させる予定です。

本件に関する問合せ先
エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社 広報担当 直江/野坂
電話:03-5775-6262/03-5775-0129