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エアバス・ヘリコプターズの「フェネストロン」50年目を迎える

2018/04/13


•エアバス・ヘリコプターズの最も革新的な技術のひとつ
•H160とともに新しい基準を定着し続けます

1968年4月12日は、ポール・ファーブルとレネ・ムイユによって考案された初の「フェネストロン」装備の機体、Gazelleプロトタイプ2号機が初飛行を行った日です。 以来、シュドアビエーション、アエロスパシアル、ユーロコプターそしてエアバス・ヘリコプターズ製ヘリコプターのエンブレムとなった「フェネストロン」は、新世代ヘリコプターH160にも採用され、低騒音で安全な飛行を提供します。

「フェネストロン」は、テールローターを覆うことにより、地上での作業時の安全性を高めるだけでなく、前進飛行、および高圧電力線を扱う複雑な高度作業環境下においてテールローターを保護するために開発されました。「フェネストロン」は新型機の開発ごとに多くの研究と最適化が行われ、低騒音性能が向上されています。

名称はプロヴァンス語で「小さな窓」を意味する「フェネストゥル(Fenestrou)」と従来は呼ばれていましたが、その後「フェネストロン」へと進化しました。 1972年に初めてGazelleの機体認証を取得し、その後1972年6月に初飛行した単発機のドーファンプロトタイプ初号機に採用されました。1975年に7トンクラスのピューマに直径1.6メートルで、 11枚のテールローターブレードを装備し試験が行われましたが、同クラスのヘリコプターに飛行上のメリットをもたらすにはあまりにも多くの動力を必要としました。

第2世代の「フェネストロン」は、1970年代後半にアメリカ沿岸警備隊の捜索救助任務のために高高度で運用可能な機体を提供することがきかっけとなり、直径を20%増加させ1.1メートルまで拡大したフルコンポジット製「フェネストロン」を新型ドーファンに向けて開発しました。沿岸警備隊のドーファンファミリーは現在も重要な役割を果たし続けており、総飛行時間が運航開始から150万時間を超えました。

「フェネストロン」およびブレード断面の形状を最適化し、特に飛行中のある段階の騒音レベル低減のための研究は継続して行われています。 1987年から1991年の間に、エキュレイユファミリーでの開発試験も成功しました。そのプロトタイプ機は、エアバス・ヘリコプターズのマリニャンヌ本社入口に現在も展示されています。

1994年、第3世代「フェネストロン」がH135シリーズに装備され、ブレードを不均等に設置することにより、さらなる低騒音を実現しました。 1999年、このシリーズから派生した「フェネストロン」を採用したH130が、初飛行を成功しました。 2010年以降、その技術はH145シリーズに受け継がれています。

初号機の初飛行から50年後、新世代ヘリコプターH160は最新で最も大きい直径1.2メートルの「フェネストロン」を装備しています。 12度まで傾斜された「フェネストロン」は、より高い有効搭載量と低速での安定した飛行能力をもたらします。H160が中型双発機市場に投入され、今後も「フェネストロン」は、エアバス・ヘリコプターズの空の象徴のひとつとなります。

本件に関する問合せ先
エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社 広報担当 直江/野坂
電話:03-5775-6262/03-5775-0129