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エアバス・ヘリコプターズと仏ナバル・グループ、無人航空機ヘリコプター分野における共同技術開発契約を仏装備総局DGAと締結

2018/01/18


初の海軍艦艇用無人航空機ヘリコプターのデモンストレータの共同構築を発表

エアバス・ヘリコプターズと仏ナバル・グループはこのほど、仏国防省の装備総局DGA(Directiongénéralede l'armement)と無人航空機ヘリコプター分野における技術開発契約を締結しました。この契約には、将来軍艦に搭載される戦闘用無人航空機ヘリコプターの仕様製造に先立つ、リスク回避の研究も含まれます。このデモンストレーションプロジェクトは、フランス海軍艦が実施する無人機発射システム、ミッション・システムおよび空中航空機の試験へとつながります。

この契約により、欧州の海軍防衛分野をリードするナバル・グループと、世界有数のヘリコプターメーカーであるエアバス・ヘリコプターズが能力とノウハウを補完し、フランス海軍の将来の無人航空機システムを準備することとなります。両社は産業プロジェクト・マネージメントの共同責任を負い、仏産業界および専門部門からの幅広い情報収集を連携して行います。また、双方はプログラム設計当局として、ギンバル社、サフラン社、タレス社、国立航空宇宙研究所(ONERA)を主な協力業者として選定します。

ナバル・グループは2005年にすでに無人航空機の海軍仕様に取り組んでいます。それ以降、今日までにDGAは同社とINDのR&D契約、D2ADのR&D契約などの、無人航空機ヘリコプター技術を開発するための、複数の研究契約を締結しています。

エアバス・ヘリコプターズが現在開発中のVSR700無人航空機は、革新的で多用途型、強固で経済的なヘリコプター・プラットフォームをベースにしており、多面的な性能、信頼性、運用コストを軍用の用途に応じ、最適な組み合わせを提供します。VSR700は民間機のカブリG2を製造しているギンバル社との共同開発によるもので、700 kgの機体は、認証された自律飛行システムと海上ヘリコプター分野でのエアバス・ヘリコプターの優れた技術が生かされています。 2017年6月、カブリG2プロトタイプを使用して、自動飛行制御システムと機体の新しいエンジンシステムの統合を検証し、2018年に実施予定のVSR700試作機による初飛行への道を切り開く自律飛行の試験が開始されました。

VSR700は任務に応じて航続時間10時間、最大150kgの搭載能力を持ち、現在ではカテゴリとサイズが大幅に高い航空機の予備機とされます。自律飛行制御能力(荒海でのデッキへの自律着陸能力の保証)、自律飛行システム、安全なデータリンク、レーダーやオプトエレクトロニクス・システムなどのセンサー等、複雑なミッション・システムの管理と軍用機の認証などエアバス・ヘリコプターズの70年以上の歴史を誇る専門技術により、フランス海軍のニーズを正確に満たす無人機システムを設計することが可能です。無人航空機はメンテナンスの必要性が低く、既存の物資調達スキームとの強力な相乗効果により、サポートと運用コストが抑えられます。またコンパクトなサイズでありながら、異なる船上に搭載されるヘリコプターとの同時運用が可能です。

本件に関する問合せ先
エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社 広報担当 直江/野坂
電話:03-5775-6262/03-5775-0129