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VSR700デモンストレーター、初の自律飛行を実施

2017/06/20


VSR700 OPV (Optionally Piloted Vehicle)デモンストレーターの技術を実証

エアバス・ヘリコプターズは19日パリ国際航空ショーにて、VSR700 Optionally Piloted Vehicle (OPV)デモンストレーターの自律飛行試験を開始したことを発表しました。VSR700は、カブリG2ヘリコプターを製造しているギンバル社との共同開発によるもので、2018年に予定している実際のVSR700試作機による初飛行への道を切り開くことになります。

エアバス・ヘリコプターズのVSR700プログラム責任者のレジス・アントマルチは次のように述べました。「OPVデモンストレーターは、自律して離陸、ホバリングする他、安定した飛行が可能です。来年の試作機による初飛行に先駆け、このデモンストレーターによって、自律飛行に関する技術を成熟させ、VSR700のプラットフォームとしてのカブリG2の適合性を確認することが出来るでしょう」

有人による飛行試験フェーズでは、OPVに搭載されているエアバス・ヘリコプターズの自動飛行制御システムの改良に重点を置き、最終的には無人による完全な自律飛行に至ることになります。VSR700の飛行制御システムは、完全デジタル方式で、高い冗長性をもったマルチ・チャンネルシステムであり、エアバス・ヘリコプターズの優れたデジタル自動操縦の技術が生かされています。また最近では、海上オペレーションにおける飛行性能を評価するため、フランス海軍フリゲート艦の支援のもと、有人のカブリG2を使用した試験も実施しました。

VSR700は、幅広いミッション機器を最大250キログラムまで装備可能、任務に応じて、航続時間は10時間を超える能力を備えることになります。海軍からの要求を満し、有人ヘリコプターを補完するように開発されるため、光学センサーや海上/陸上レーダーを使用したISTAR(情報収集・監視・目標補足・偵察)任務を行う陸上でのオペレーションにも活用されることが期待されます。さらに、民間ベースの航空機で、かつディーゼルエンジンであること、また運航整備に必要な人員・リソースを抑えられることにより、ヘリコプターよりも低いコストで運用されます。

詳細につきましては、下記エアバス・ヘリコプターズ社のサイトをご参照ください。(英文)
http://www.airbus.com/newsroom/press-releases/en/2017/06/VSR700.html

本件に関する問合せ先
エアバス・ジャパン株式会社 広報担当 野坂/直江
電話:03-5775-0129/FAX:03-5775-0123