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H175の最大離陸重量が7.8トンに増加、さらに性能向上

2017/03/08


エアバス・ヘリコプターズ(仏マリニャンヌ)は7日(アメリカ時間)、中型の双発ヘリコプターH175の最大離陸重量を7.5トンから7.8トンに増加させたことを発表しました。すでに欧州航空安全庁(EASA)から型式証明を取得しています。

これにより、300kgの有効積載量の増加、あるいは40海里の航続距離延長が可能となります。最大離陸重量を増加することで、特にオイル&ガス・オペレーションといった非常に過酷なミッションにおいて運航の柔軟性が向上します。現在、12機のH175が世界中で運航中です。

最大離陸重量の増加に際し顧客に費用はかからず、必要になるのは飛行規程とメンテナンスマニュアルの改訂のみです。すでにアップグレードを終えたH175が北海でのミッションに就いています。

また、凍結気象状態での飛行もEASAが認可しました。北海のような非常に厳しい気象条件下でもH175の運用が可能です。2016年末には降雪時の運用も認可されています。加えて、オイルリグへの自動アプローチがH175でまもなく可能になるほか、中東地域での運用に不可欠なサンド・フィルターの装備も施されます。

H175はロシア、メキシコ、オーストラリアでも承認を取得し、これら国々での運航も可能になりました。今後、米国、マレーシア、カナダ、ブラジルでも型式証明を取得する予定です。

H175は現在オイル&ガス・オペレーションやVIP輸送に利用されていますが、エアバス・ヘリコプターズでは今後、公共サービス向けのH175の開発に注力し、香港政府フライングサービス社に初号機を2017年末までに納入する予定です。このH175の新バージョンは、捜査救難、救急医療、警察任務、消防、国境警備といった任務で運用されます。

H175はこれまで3大陸でオフショア人員輸送に利用され、その優れた運航性能と信頼性が運航乗務員に、また視界の広さ、快適性、低騒音、低振動が乗客に高く評価されています。H175は、ローンチ・カスタマーのNHV社が、アバディーン(スコットランド)、デン・ヘルダー(オランダ)、エスビャール(デンマーク)、タコラディ(ガーナ)で運航しており、総飛行時間は10,000時間を超えています。また、メキシコ湾ではペガソ社がH175を運航しています。今年2月以降は、バブコック・ミッション・クリティカル・サービス社がアバディーンでのオフショア人員輸送を開始しました。

本件に関する問合せ先
エアバス・ジャパン株式会社 広報担当 藤宗/野坂
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