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エアバス・ヘリコプターズ、変革1年目を完了 2014年度は新型ヘリコプター3機種を市場投入

2015/01/28


エアバス・ヘリコプターズは2014 年度、民間・官公庁・軍用製品ラインアップからヘリコプター471機を納入するとともに、402 機を受注しました。さらに、NH90を33機減らすなど、受注残の調整を行いました。

エアバス・ヘリコプターズに社名を変更しエアバス・グループ傘下となって1年目の当社は、7トンクラスのEC175に加え、中型のEC145 T2とEC135 T3/P3という3機種の型式証明取得とアフターサービスの開始という、かつてない成果を達成しました。

また、安全性を最優先課題として顧客サポートおよびサービスをさらに拡充し、2014年度の変革計画を大きく前進させました。昨年度は新製品の開発も極めて順調に推移し、次世代中型双発ヘリコプターX4の初飛行を2015年に行うめどが立っています。このヘリコプターは3月3日開催のヘリエキスポ展示会で初披露される予定です。

これらの要因によってエアバス・ヘリコプターズは世界のヘリコプター市場を取り巻く現状への適応力が高まり、将来に備えることができると、ギヨム・フォーリ代表取締役社長は述べました。

「2015年はこの業界全体にとって安定した1年となるはずです。こうした状況の中でエアバス・ヘリコプターズは変革を継続します。お客様と協力し、お客様の不安を払拭するとともに、お客様の厳しいミッションにふさわしいヘリコプターをお届けすることを約束します」

2014年度のハイライトとしては、民間・軍用の両方でEC145ヘリコプター・ファミリーが堅調な業績を上げ、1年間で受注数がほぼ倍増したことが挙げられます。一方、大型ヘリコプターでは、NH90 53機、Super Puma 48機をお客様に引き渡し、年間納入数が初めて100機の大台を突破しました。

2014年のもう一つの大きな成果が、12月にEC175のサービスを開始したことです。このヘリコプターは北海の石油ガス設備で運航を開始しています。景気が上昇局面にあり、またこのヘリコプターの成熟を促す集中計画を実施することから、2015年度も納入と新規契約が続きます。

ヘリコプターメーカーがすべての設計と組み立てを行う初のデジタル・アビオニクス・スイートであるエアバス・ヘリコプターズの新しいHelionix®が、昨年EC175とEC145 T2に搭載されてデビューを果たし、当社独自の社内開発のノウハウがさらに強化されています。Helionixは、パイロットの作業負担を軽減し、状況認識力を強化し、飛行エンベロープの保護とシステム冗長性を改善することで、安全性の向上をオペレーターにもたらします。

2014年度の民間分野では、エアバス・ヘリコプターズは納入機数ベースで市場の44%を獲得し、民間・官公庁市場での地位を安定させました。昨年度の納入総数の中にはEC225の堅調な納入数が含まれます。
これは同機種の再稼働とお客様からの信頼の向上が要因で、一部の石油ガス関連オペレーターでは保有航空機の可用率が90%を記録しています。
軍用分野では、エアバス・ヘリコプターズは納入機数ベースで市場の 11%を獲得し、2014 年度も市場での存在感を維持しました。この年の特筆すべき点はTiger 攻撃ヘリコプター・プログラムの主要開発契約が完了したことで、これにより火力支援および破壊用のTiger HAD Block 2 を初めてフランスに、HAD/E 機種2機をスペインに納入することが可能となりました。米軍からは EC145 の軽量多目的ヘリコプターであるUH-72A Lakota 51 機を受注しました。

エアバス・ヘリコプターズのサポート&サービスでも前進が見られました。お客様とオペレーターの保有航空機の運用率が上昇したことです。その要因は、予定された予備部品の注文の98%を期限までに納入できたことです。また当社は、保証期間を稼働1年目も含む3年間、または飛行時間2,000時間まで拡大しました。これは1月1日より有効です。この取り組みはエアバス・ヘリコプターズの全社的規模の変革に沿ったもので、顧客満足に向けた努力を証明するものです。

エアバス・ヘリコプターズの2014年度の最優先事項は安全性に注力し続けることでした。これには、変革を提案し推進するという業界でも最先端の取り組みが含まれます。その目的は、耐空性の向上、生存性の向上、保有航空機の安全性に関するオペレーター業務の標準化の促進です。当社はその一環として、ヘリコプター業界初の航空機乗務員運航マニュアル(Flight Crew Operations Manual、FCOM)を公開しました。
これは、石油ガス関連ミッションで使用されるEC225に関するベストプラクティスとアドバイスをまとめたものです。2014年度のもう一つの取り組みが、Vision1000コックピット・レコーダーの搭載をエアバス・ヘリコプターズの製品ラインアップ全体へと拡大したことです。これは2015年に新たに納入される航空機すべてに搭載される予定です。

フォーリ社長は次のように締めくくります。「2015年度は当社の変革の第2のステップとなるでしょう。この年、私たちは業務を迅速化・改善し、競争力を高め、あらゆる面でお客様のミッションを私たち自身のミッションと位置づけ、変化を永久資産として受け入れ、目的意識を持って業務を行うことに力を入れていきます。
新しい年の私たちの目標は、重要なものを最も重要な時にお客様に提供することです」

2014年概要

  • 民間機の製品販売が連結売上高の52%を占めました。軍用は48%でした。
  • エアバス・ヘリコプターズの製品販売が連結売上高の58%を占め、残り42%はサービス販売でした。
  • 連結売上高の54%がヨーロッパ、中東、アフリカで、27%が南北アメリカ、19%がアジア太平洋地域でした。


2014年受注402機の機種別内訳

  • EC120/Ecureuil/Fennec/EC130 ファミリー:176機
  • EC135:43機
  • EC145:115機
  • Dauphin/Panther/EC155 ファミリー:28機
  • EC175:8機
  • Super Puma/Cougar EC225/EC725 ファミリー:32機

 

 

本件に関する問合せ先
エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社  広報担当  平野
電話:03-5414-3340/FAX:03-5414-3328