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エアバス・ヘリコプターズ、次世代機EC175 初号機を納入

2014/12/11


NHV 社が海上油田・ガス田への人員輸送用に2 機のEC175 を受領

エアバス・ヘリコプターズの次世代ヘリコプターEC175 の初号機納入を記念して、2 機の納入式典が11 日開催されました。この7 トンクラスのヘリコプターはNHV 社に引き渡され、北海での油田・ガス田への人員輸送に使用されます。

エアバス・ヘリコプターズはこのEC175 の開発にあたって海上油田・ガス田への乗組員・補給品の空輸と、捜索救助活動を主要用途として想定しています。

エアバス・ヘリコプターズは、石油・ガス産業での増え続ける要求に応えるためにEC175 を開発しました。北海油田・ガス田の90%に最大の搭載量で輸送可能な傑出した性能と比類ないコスト効率を提供します。

エアバス・ヘリコプターズのギヨム・フォーリ代表取締役社長は次のように述べました。「今日は私たち全員にとって特別な日になりました。このEC175 の初号機納入は、NHV 社にとって、私たちの顧客にとって、そして当社にとって記念すべき出来事です」

機齢の若い、最先端のフリートを保有するNHV 社の方針の下、エアバス・ヘリコプターズは同社から合計16 機のEC175 を受注しました。NHV 社は今月、オランダの北海基地であるデン・ヘルダー基地で、EC175の運航を開始する予定です。

NHV 社のエリック・ヴァンハル最高経営責任者(CEO)は、次のように述べました。「エアバス・ヘリコプターズ社とのパートナーシップは、ドーファン・ヘリコプターを導入した1997 年に始まり、今ではスーパーピューマAS332 L2、EC155 B1、EC145 ヘリコプターも加わりました。この長期的なパートナーシップを継続する中で、EC175 の最初のオペレーターになることを誇りに思います。当社は今年Blueway 社との合併によってフリートを拡大しました。このEC175 は業界トップクラスを誇る当社のエアバス・ヘリコプターズ・フリートに加わります」

EC175 は、機体及び新型Helionix®アビオニクスにより最新の耐空性基準で認証を受けています。パイロットのワークロードの軽減、状況認識の向上、飛行エンベロープ保護の改善、そしてシステムの冗長性により、高い安全性を提供します。

プラット・アンド・ホイットニー・カナダ社が専用に開発した最新の PT6 ターボシャフトエンジンPT6-C67E を搭載したEC175 は、石油・ガスオペレーターによる空輸、捜索救助、緊急医療、公共サービス、VIP 要人輸送など、あらゆる任務において業界のベンチマークとなる中型双発ヘリコプターです。

極めて低い振動レベルで 150 kts の推奨巡航速度と165kts を超える最大巡航速度を可能にしたことで、EC175 は他社との競争優位性を実現しました。

EC175 の優れたパワー性能として、ISA+20°C コンディション/高度5,800 ft./最大離陸重量7.5 トンでの地面効果外ホバリング(HOGE)、捜索救助におけるホイスト中の安全を保証する片発停止時(OEI)のホバリング性能、ISA+20°C コンディション/最大離陸重量でのヘリデッキ性能(PC1)を確保する拡張パワーリザーブなどが挙げられます。

油田・ガス田への人員輸送において、EC175 は乗組員交代飛行で16 人の乗員を140 海里(NM.)沖合のリグに輸送でき、乗員が12 人の場合はその行動半径は約200 NM まで拡大します。最大離陸重量を7,800 kg に増やす追加認証取得後は、行動半径を更に40 NM 拡大するか、有効搭載量を300 kg 増加することが可能です。

EC175 では、高度な任務柔軟性がHelionix®アビオニクスにより保証されています。これはEC225 ヘリコプターにおいて既に証明された、飛行中エンベロープ保護、パイロット支援、状況認識において明白な優位性を拡張したものです。さらに、EC175 のアビオニクスにはGPS ナビゲーションにより支援されるRig ’NFly というソフトウェアが組み込まれ、より安全で容易なプラットフォームベース・ヘリパッドへの離着陸が可能となる予定です。

専属の作業チーム、充実したサポート&サービス、確立された訓練プログラムと共に成熟したヘリコプターを提供するという企業理念に基づき、EC175 の納入が開始されました。EC175 のサポート&サービスは、同機の試験機での運用状態も含め、航空機の成熟度を高めるテストキャンペーンを通じて実証されています。

エアバス・ヘリコプターズは、サポート&サービスへの投資の一環として、フランス・マリニャーヌにある本社にEC175 レベルD フル・フライト・シミュレーターを導入し認定しました。これにより、EC175 の納入開始に先立ってパイロット訓練を始めることができました。もう1 台のEC175 レベルD フル・フライト・シミュレーターは米国に設置され、メキシコ湾の石油・ガスオペレーターに利用される予定です。

本件に関する問合せ先
エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社  広報担当  平野
電話:03-5414-3340/FAX:03-5414-3328