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ユーロコプター、2012 年度業績を発表 過去最高の売上63 億ユーロを記録

2013/01/23

パリ

ユーロコプターは24 日、2012 年度の業績を発表しました。売上高は過去最高の63 億ユーロを記録。受注額においても過去2 番目に高い業績となり、経済危機前のレベルに改善しています。これにより、幅広い製品ラインナップを擁するユーロコプターは市場における地位を強化するとともに、海外拠点を拡大させ、お客様サポートと高品質なサービスを更に拡大していきます。

2012 年度は、サポート部門の拡大と、475 機のヘリコプターを引き渡し、63 億ユーロの売上を記録しました。これは、グループ最高の54 億ユーロであった2011 年を15%上回る売り上げを達成したことになります。2006 年以来、累積成長率9%を維持しており、欧州産業界においても目覚ましい成功を収めている企業へと成長しています。昨年度の実績としては、ユーロコプター製品の中でもご好評頂いているEcureuil ファミリーの性能向上型である、AS350B3e の初号機と、次世代の草分けであるEC130T2 の納入、EC145 の500 号機目の納入がありました。さらに、同じEADS グループのエアバス社 A350 向けに革新的な複合材技術を採用したドアを提供し、引き続き技術革新に尽力する姿勢を強調しました。

2012 年の純受注数(キャンセル数を差し引いたもの)は469 機で54 億ユーロを記録。2010 年以来、3 年連続で増加しています。この受注数には、Ecureuil ファミリー 249 機(Ecureuil/Fennec/EC130)、EC135/EC145 ファミリー 144 機が含まれます。また、石油ガス市場における大口受注によりSuper Puma ファミリーは前年度も引き続き好調であり、Milestone Aviation Group のリース会社から16 機 (EC225)、そしてStarlite Aviation からは初めてAS332C1e を受注致しました。

ユーロコプターのルッツ・ベルトリング代表取締役社長は、「2012 年はトータルサポートの提供と、製品ラインナップの近代化により、ヘリコプターの製造メーカーという立場から、ヘリコプターのあらゆるミッション遂行にお答えできる真のソリューションを提供する会社へと成長し、新たな段階へ進んだ一年となりました。また、さらなる総合的サービスを提供し、海外拠点を拡大しています。2012 年のこれらの成果は、ユーロコプター全世界の社員全員の協力と、成功への強い意志なくしては成し得ることが出来ませんでした。社員の存在は、ユーロコプターの成功を決定付けるものです」と述べました。

連結売上高
2012 年の連結売上高の内訳は、ヘリコプター販売が49%、サポート&サービスが好調に伸び42%、その他事業が9%となっています。

機種別受注
2012 年の業績の成果は、Ecureuil/Fennec/EC130 ファミリーの販売拡大によるものです。
・Ecureuil/Fennec/EC130 ファミリー: 249 機
・EC145: 81 機
・EC135: 63 機
・Super Puma/Cougar EC225/EC725 ファミリー: 37 機
・EC175: 19 機
・Dauphin/Panther/EC155 ファミリー: 11 機
・EC120 Colibri: 9 機
ユーロコプターのサービス事業は、現在、総受注額の47%を占めており、将来もこの事業での成長が期待されます。

2012 年のハイライト
ユーロコプターの2012 年の実績の中核には、製品ラインナップにおける革命がありました。最新型EC130T2やEC145T2 の販売開始に成功し、新型Super Puma、AS332C1e を初受注しました。そして、EC175 の第1 号機の初飛行では優れた性能を実証し、X3 (X キューブ)はアメリカで成功の内にデモツアーを終えることが出来ました。

軍用機市場のハイライトは、NH90 TTH(Tactical Transport Helicopter)の初号機を仏陸軍、ベルギー陸軍に納入し、NH90 NFH(NATO Fregat Helicopter)の初号機をオランダ海軍、仏海軍に納入しました。また、ドイツ陸軍のASGARD(Afghanistan Stabilization German Army Rapid Deployment)仕様の4 機のタイガーが、アフガニスタンに配備されました。そして、2013 年にアフガニスタンで運用される予定のNH90 TTH を予定通りドイツへ納入しました。

ユーロコプターのサービス事業への重点的着手も前年度の成果に結びついています。フルフライトシュミレーターを5 機導入し、全世界で計20 機となりました。エンジン整備訓練センターをTurbomeca 社とともにメキシコに設立した他、オーストラリア、パースで石油ガス産業支援センターの運営開始により、ロジスティックス&MROのネットワークを拡大。又、全世界におけるヘリコプター整備力の拡大の一環として、ユーロコプタージャパンの神戸空港事業所を開設しました。

2012 年アップグレードの主な成果としては、改良型Puma Mk2 のイギリス軍への納入とCH-53GA の改良型のドイツ軍への引き渡しがありました。

ユーロコプターは兄弟会社であるベクターと共に海外拠点を拡大し、AS332 Super Puma のアップグレード、リース、サポート等、新たな解決策を提案しながら、MRO 能力を改善して参りました。

2013 年事業計画
今年度、ユーロコプターは計画の遂行に注力し、引き続き生産増加に努め、前年度の納入数の15%を上回ることを目標に掲げています。また、Super Puma、Ecureuil、NH90、Tiger の納入ペースを維持しながら、EC175 の取り組みを強化します。最適化が2013 年度の重要施策であり、効率的な製品、プロセス、そして基盤作りに注力します。

最善の解決策を提供することもまた、2013 年の重要施策であり、ユーロコプターではX3 のコンセプトや用途を検証します。さらには、次世代機のコンセプトにおいて初の仲間入りとなるX4 の開発、後に続くX6、X9 の開発もそれぞれ2 年間隔で進めて参ります。

ソリューション提供者としての戦略のもと、2013 年度サポート&サービス事業における重要施策として、一連のMRO サービス、ユーロコプター社製以外の機体(回転翼、固定翼を含む)を対象とするMRO 能力の革新、訓練事業のさらなる拡大、また新たな革新的サービスの確立が上げられます。またベクター社は、今後の多目的プラットフォームの航空事業者向けの解決策の提供や、特定の市場開拓に関し、重要な位置づけとなります。

最後に、ユーロコプターは今後もさらなる成長へ向けてその礎を築いてまいります。



<本件に関するお問い合わせ先>
ユーロコプタージャパン株式会社 広報担当 平野 電話:03-5414-3340 FAX:03-5414-3328